朝鮮半島の伝統的な打楽器の一つ。
宮廷音楽から、民衆の音楽である農楽、仮面芝居のタルチュムまで広いジャンルのリズムを取る打楽器。
日本の鼓を大きくしたような形状で、桐の木を削った胴(トン)に羊、馬、牛、犬などの革を張る。
胴(トン)と革を紐(チュル)で固定しており、紐に挟まっているプジョンでチューニングをする。
全体の大きさや使用する革は、演奏するジャンルによって異なる。
左右の皮は音が異なり、用いるバチも異なる。
竹の根の先端に丸いものをつけたバチ「クングルチェ」、竹でできたバチ「ヨルチェ」を用いて演奏する。